偏愛シネマ館         

All I need is movie.

映画は楽しい。

映画は私たちを元気にしてくれる。

時に涙し、腹の底から笑い、深く人生に思いを致すことも、稀なことだがあるにはある。

確かに、鑑賞に時間はかかる。

約2時間、ときには3時間超を割かねばならないこともある。忙しいのに、わざわざ貴重な時間を犠牲にしていられるか、というご意見もあろう。

それでも私は映画を観る。

よくもまぁ飽きもせずに、と周りから半ば呆れられながらも(再見もあるのでなおさら)、せめてその後の一週間を笑顔で過ごすために(過ごせないことも多いが、様々な場面が思い出されて不意に頬が緩むこともある)、今日も画面の前にデンと居座る。

本寸評の形式は私が最も信頼に足ると信じている『週刊文春』で長年連載中の「シネマチャート」に準じている(満点は★★★★★の5点。原則、短評の字数も〝本家〟に則っている)。本家には存在しない【✧】は0.5点の意味だが、「加点」ととるか「減点」と解釈するかは、縁あってこのブログを覗いていただく読者の方々の判断に委ねたいと思う。

(2021年2月21日)

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『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』

★★★✧

監督:スティーヴン・スピルバーグ

出演:メリル・ストリープ トム・ハンクス

さすがのスピルバーグ、上手い。T・ハンクスの贔屓ゆえ高評価に。「姉妹篇」を示唆してのラストも憎い。

(5月10日)

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『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

★★✧

監督:スティーブン・ダルドリー

出演:トーマス・ホーン トム・ハンクス

母子の‟共鳴”に少しほっこりしたが、病気から来る少年の行動に寄り添う気にはなれない。狭量かもしれぬが…。

(5月5日)

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『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

★★★✧

監督:デヴィッド・フィンチャー

出演:ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット

主演ふたりの、‟頃合いの年齢”の美しさと言ったらない。脇役たちの‟数奇な人生”を楽しむのも一興。

(4月25日)

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『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』

★★★✧

監督:ダニー・ストロング

出演:ニコラス・ホルト ケヴィン・スペイシー

期待を大きく上回る出来。ゴールへの近道はただ一つ、「とにかく書くべし」。頑固な生き方にも肩入れ。

(4月20日)

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『ペイン・アンド・グローリー』

★★★

監督:ペドロ・アルモドバル

出演:アントニオ・バンデラス ペネロペ・クルス

1枚の絵にまつわるエピソードが素敵だ。まるで美術館にいるような調度品の数々に目を奪われる。

(4月15日)

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『きみに読む物語』

★★✧

監督:ニック・カサヴェテス

出演:ライアン・ゴズリング レイチェル・マクアダムス

話も甘いが、ジョアン・アレン(の顔)が生理的に好きになれない。こういう評はあってはならないのだが…。

(4月7日)

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『トップガン』

★★★

監督:トニー・スコット

出演:トム・クルーズ ヴァル・キルマー

徹頭徹尾、予定調和。悪いとは思わないが、面白みが半減。待たされた次作は5月公開。

(4月5日)

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『ブラックブック』

★★★✧

監督:ポール・ヴァーホーヴェン

出演:カリス・ファン・ハウテン セバスチャン・コッホ

ここ最近、プロットに凝りすぎの作品が続いており、胸やけ気味。お茶漬けのようなものが恋しい。

(3月31日)

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『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』

★★★✧

監督:マイケル・ラドフォード

出演:トビー・セバスチャン アントニオ・バンデラス

エンドロールのボチェッリからのメッセージも見逃さないでほしい。私も、歌い続けるぞ。

(3月31日)

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『アウトロー』

★★★✧

監督:クリストファー・マッカリー

出演:トム・クルーズ ロザムンド・パイク

T・クルーズとC・マッカリーのゴールデンコンビ誕生のきっかけが本作。M:Iほどのシリーズ化を期待しない。

(3月26日)

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『深夜の告白』

★★★

監督:ビリー・ワイルダー

出演:フレッド・マクマレイ バーバラ・スタンウィック

いかにも稚拙な夫殺しの計画。破綻は時間の問題で…。月に一本、クラシックを。

(3月23日)

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『ベルファスト』

★★★✧

監督:ケネス・ブラナー

出演:ジュード・ヒル カトリーナ・バルフ

祖父の吐く‶名言”は人生の指針のよう。監督の映画愛・舞台愛が横溢。とにもかくにも、混迷の昨今に必見の一本。

(3月20日)

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『SING/シング:ネクストステージ』

★★★

監督:ガース・ジェニングス

声の出演:内村光良 長澤まさみ

細部への‶こだわり”には感心するが、前作を超えられなかったのは残念。B’z稲葉の台詞回しに苦笑。

(3月19日)

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『アトミック・ブロンド』

★★★

監督:デヴィッド・リーチ

出演:シャーリーズ・セロン ジェームズ・マカヴォイ

シャリ嬢入魂の一作なのは認めるが、ここまでプロットに凝られると、逆に興醒め。

(3月16日)

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『グエムル 漢江の怪物』

★★★

監督:ポン・ジュノ

出演:ソン・ガンホ ペ・ドゥナ

前半の無駄話が楽しい。後半やや息切れ? こういうのも撮れるポン監督は、やはり只者ではない。

(3月15日)

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『ザ・プレイヤー』

★★★

監督:ロバート・アルトマン

出演:ティム・ロビンス グレタ・スカッキ

凝りに凝った作り。それが狙いだとしても、ご都合主義が好かない。カンヌ高評価作とは相性が悪いな。

(3月13日)

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『燃ゆる女の肖像』

★★★

監督:セリーヌ・シアマ

出演:ノエミ・エルラン アデル・エネル

傍らに乳飲み子を配した、堕胎シーンの怖さ。美しくて哀しい物語だが、もうワンパンチ欲しい。

(3月8日)

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『哀しき獣』

★★✧

監督:ナ・ホンジン

出演:ハ・ジョンウ キム・ユンソク

随分複雑な作りにしたものだ。傑作『チェイサー』に遠く及ばず。失望。

(3月5日)

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『コロンバス』

★★★

監督:コゴナダ

出演:ヘイリー・ルー・リチャードソン ジョン・チョー

差し挟まれる建築物の美しさよ。なるほど、監督のフェティシズムが横溢しているわけだ。

(3月3日)

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『別離』

★★★

監督:アスガル・ファルハーディー

出演:ペイマン・モアディ レイラ・ハタミ

果てなき苦悩の連鎖に疲弊する。健気だが芯の強い11歳の娘が選んだ道とは…?

(3月1日)

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『30年後の同窓会』

★★★✧

監督:リチャード・リンクレイター

出演:スティーヴ・カレル ブライアン・クランストン

隠れた名作と呼べるのでは? 2大戦争への痛烈な皮肉も効いている。リンクレイター偉大なり。

(2月28日)

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『国際市場で逢いましょう』

★★✧

監督:ユン・ジェギュン

出演:ファン・ジョンミン キム・ユンジン

韓国映画の悪いところが出すぎている。加えて、加齢後のメイク。いただけません。

(2月26日)

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『シャイニング』

★★✧

監督:スタンリー・キューブリック

出演:ジャック・ニコルソン シェリー・デュヴァル

得体の知れないものが憑依したJ・ニコルソンの怪演以外、何も残らなかったが…。

(2月23日)

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『エール!』

★★★

監督:エリック・ラルティゴ

出演:ルアンヌ・エメラ エリック・エルモスニーノ

清々しい佳品。主人公を陰で支える音楽教師が佳いのだ。名言多く、ラストもしっかり彼女をフォロー。

(2月22日)

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『桜桃の味』

★★★

監督:アッバス・キアロスタミ

出演:ホマユン・エルシャディ アブドルホセイン・バゲリ

期待は大きかったのだが…。ブームを巻き起こした監督のその後は如何に?

(2月21日)

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『君の名前で僕を呼んで』

★★★

監督ルカ・グァダニーノ

出演:ティモシー・シャラメ アーミー・ハマー

意外?や、私には共感できなかった。父から息子への「エール」シーンが本作の白眉だろう。

(2月19日)

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『ミッションイン:ポッシブル/フォールアウト』

★★★

監督:クリストファー・マッカリー

出演:トム・クルーズ ヘンリー・カヴィル

演出の凝りようが、ほぼ限界の感。それでも次に期待したくなるのは、クルーズのエンタメ魂を信じているから?

(2月15日)

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『バットマン ビギンズ』

★★★✧

監督:クリストファー・ノーラン

出演:クリスチャン・ベイル ゲイリー・オールドマン

コミックが原作だろ? と侮ることなかれ。本3部作は深く映画史に刻印されるはず。

(2月11日)

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『十九歳の地図』

★★★

監督:柳町光男

出演:本間優二 蟹江敬三

本間優二、大いなる大根演技。時折見せる表情には非凡なものが。次作でひと皮もふた皮も剝ける。

(2月4日)

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『火口のふたり』

★★★

監督:荒井晴彦

出演:柄本 佑 瀧内公美

瀧内公美の裸体は驚くほど美しい。体当たりの熱演に拍手。原作より遥かにいいと思う。

(1月31日)

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『娼年』

★★

監督:三浦大輔

出演:松坂桃李 真飛 聖

職業に貴賎なし、なのだろうが、住む世界が違う。風変わりな性癖が皆に等しく存在するのは確か。

(1月30日)

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『時計じかけのオレンジ』

★★★

監督:スタンリー・キューブリック

出演:マルコム・マクダウェル パトリック・マギー

意外な低評価は、「好みの問題」と言うしかない。前半はワクワクするようなテンポで進むのだが…。

(1月22日)

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『悪魔を見た』

★★★✧

監督:キム・ジウン

出演:イ・ビョンホン チェ・ミンシク

鬱映画の極北。どうせやるなら…の開き直り。吉村大阪府知事VS小手伸也の趣き、呵々。

(1月20日)

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『クライ・マッチョ』

★★★✧

監督:クリント・イーストウッド

出演:クリント・イーストウッド ドワイト・ヨアカム

時に饒舌で、優しすぎる点が気掛かり。‶迂回”の必要性は充分伝わった。『運び屋』よりは数段落ちる。

(1月16日)

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『ブルース・ブラザーズ』

★★★✧

監督:ジョン・ランディス

出演:ジョン・ベルーシ ダン・エイクロイド

ゴキゲンになれる映画は人生に絶対に必要ということをイヤというほど教えてくれる秀作。大いに笑える。

(1月15日)

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『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

★★★

監督:アレクサンダー・ペイン

出演:ブルース・ダーン ウィル・フォーテ

頑迷な父と、彼を見限れない息子との父子愛にプラスαが欲しかった。人間の業を包み隠さず描いた点は佳。

(1月10日)

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『海にかかる霧』

★★★✧

監督:シム・ソンボ

出演:キム・ユンソク パク・ユチョン

妄執が生む底なしの悪夢。機関室長が殺人で精神に不調を来していくさまは、戦争映画を観るようだ。

(1月9日)

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『ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』

★★★✧

監督:トッド・フィリップス

出演:ブラッドリー・クーパー エド・ヘルムズ

しっちゃかめっちゃかもここまでくれば、却って清々しささえ感じる。ことの経緯はエンドロールで。

(2022年1月5日)

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『バックコーラスの歌姫たち』

★★★✧

監督:モーガン・ネヴィル

出演:ジュディス・ヒル リサ・フィッシャー

20フィート離れて…。この境界の大きさ。いつかはセンターに、の夢も叶わぬことのほうが多い厳しい現実。

(12月20日)

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『悪人伝』

★★★✧

監督:イ・ウォンテ

出演:マ・ドンソク キム・ムヨル

まさに〝呉越同舟〟。古臭い場面も多いが、それを補って余りある緊迫感。ラストの行方は…?

(12月13日)

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『007/消されたライセンス』

★★★

監督:ジョン・グレン 

出演:ティモシー・ダルトン ロバート・デヴィ

タンクローリーを巻き込んでのラストシーンが激アツ。ユーモアを極力排したダルトン・ボンド、これはこれでアリだろう。

(12月5日)

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『007/リビング・デイライツ』

★★★

監督:ジョン・グレン

出演:ティモシー・ダルトン ジェローン・クラッベ

饒舌も身上だったムーア・ボンドとは正反対な4代目、寡黙に登場。個人的には今回のボンドガールが最も好み。

(12月4日)

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『007/美しき獲物たち』

★★★

監督:ジョン・グレン

出演:ロジャー・ムーア クリストファー・ウォーケン

『ディア・ハンター』以来のウォーケンの狂気。無名時代のD・ラングレンが用心棒役でチラリ登場しているのを見逃さぬよう。

(12月1日)

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『007/オクトパシー』

★★★

監督:ジョン・グレン

出演:ロジャー・ムーア モード・アダムス

階段の手すりを使った銃撃戦など、J・ウーにも影響を与えたのではと思しきアクションシーンの数々が嬉しい。

(11月30日)

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『007/ユア・アイズ・オンリー』

★★★✧

監督:ジョン・グレン

出演:ロジャー・ムーア キャロル・ブーケ

このシリーズは、陸・海・空をフルに使ってこそ。久々に胸躍るアクションの畳み掛け。主題歌も好み。

(11月18日)

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『007/ムーンレイカー』

★★✧

監督:ルイス・ギルバート

出演:ロジャー・ムーア ロイス・チャイルズ

最凶・ジョーズのあっけない変節はなんなのだ? これでお役御免なら大変ありがたいのだが…。

(11月15日)

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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』

★★★

監督:キャリー・ジョージ・フクナガ

出演:ダニエル・クレイグ ラミ・マレック

賛否両論、頷ける。これでシレっと「7代目は彼です」と言われても…。集大成を狙った故の長尺は裏目に出た。

(10月12日)

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『007/私を愛したスパイ』

★★★

監督:ルイス・ギルバート

出演:ロジャー・ムーア バーバラ・バック

最凶の刺客・ジョーズの初登場作。彼の存在が、作品の品位を下げている。暫く付き合わざるを得ないなんて…。

(10月11日)

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『007/黄金銃を持つ男』

★★★

監督:ガイ・ハミルトン

出演:ロジャー・ムーア クリストファー・リー

ワニまで登場させるなど、随分コメディ色が強くなった。『スカイフォール』の大トカゲは本作のオマージュ?

(10月2日)

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『007/死ぬのは奴らだ』

★★★

監督:ガイ・ハミルトン

出演:ロジャー・ムーア ジェーン・シーモア

心配された新ボンドだが、R・ムーア大健闘。ただ如何せんアクションにキレがないのが大欠点で…。

(9月29日)

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『007/ダイヤモンドは永遠に』

★★★

監督:ガイ・ハミルトン

出演:ショーン・コネリー チャールズ・グレイ

お馬鹿なシーンも多いが、どこか憎めない愛嬌がある。中古車屋でのカーチェイスは見どころ充分。

(9月27日)

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『監視者たち』

★★★

監督:チョ・ウィソク キム・ビョンソ

出演:ハン・ヒョジュ チョン・ウソン

〝陽〟のソル・ギョングが新鮮、〝陰〟のチョン・ウソンも然り。リメイクとは知らなんだ。

(9月26日)

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『007/スペクター』

★★★

監督:サム・メンデス

出演:ダニエル・クレイグ レア・セドゥ

静かなC・ヴァルツが怖い。全作に比べ様式美を抑えた監督の演出も好ましく、うまく最終章にバトンを渡したか。

(9月25日)

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『女王陛下の007』

★★✧

監督:ピーター・ハント

出演:ジョージ・レーゼンビー ダイアナ・リグ

ボンド変われば作風も…。いとも容易く凶弾に倒れそうな脆さ、頼りなさ。なにより華麗ではない。

(9月20日)

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『007/007は二度死ぬ』

★★✧

監督:ルイス・ギルバート

出演:ショーン・コネリー 丹波哲郎

日本人がスクリーンを支配することで、どうしても滑稽味が優ってしまう。明らかな失敗作。

(9月15日)

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『007/サンダーボール作戦』

★★★✧

監督:テレンス・ヤング

出演:ショーン・コネリー アドルフォ・チェリ

まさか、まさか本作でシリーズ初の★★★✧を献上することになるとは! 大層楽しみました。

(9月14日)

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『007/ゴールドフィンガー』

★★★

監督:ガイ・ハミルトン

出演:ショーン・コネリー ゲルト・フレーベ

『ー愛をこめて』より、絶対にこっちでしょう。しかし、★★★✧以上を進呈することはどうしても憚られ…。

(9月13日)

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『007/ロシアより愛をこめて』

★★★

監督:テレンス・ヤング

出演:ショーン・コネリー ダニエラ・ビアンキ

シリーズ最高傑作? ほんまかいな。早々にコンプリートしてから、自分なりの結論を出したい。

(9月12日)

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『アリー/スター誕生』

★★★✧

監督:ブラッドリー・クーパー

出演:レディー・ガガ ブラッドリー・クーパー

スッピン・ガガに見惚れる。がっぷり四つだが、やや彼女優勢のつくりでも良かったのではないか。

(9月8日)

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『THE GUILTY/ギルティ』

★★★

監督:グスタフ・モーラー

出演:ヤコブ・セーダーグレン

冗長、冗漫になる手前で終わらせる絶妙な尺。観客の想像力を否が応でも掻き立てる設定、良し。

(9月4日)

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『断崖』

★★✧

監督:アルフレッド・ヒッチコック

出演:ケイリー・グラント ジョーン・フォンテイン

軽快なテンポで話は進むのだが、謎のエンディングにもやもや感が募る一方。同監督作を渉猟すべき時?

(8月29日)

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『冬冬の夏休み』

★★★✧

監督:侯孝賢

出演:王啓光 陳博正

いっそ題名を『婷婷のー』としても良かったぐらい。彼女と寒子との″友情を超えた何か”、が強い印象を残す。

(8月28日)

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『天国の口、終わりの楽園。』

★★✧

監督:アルフォンソ・キュアロン

出演:ガエル・ガルシア・ベルナル マリベル・ベルドゥ

‟天国の口”での戯れの時間を除けば、互いの女と寝た、寝ないだのの痴話げんかに付き合わされるだけの退屈さ。

(8月22日)

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『雨に唄えば』

★★★

監督:ジーン・ケリー スタンリー・ドーネン

出演:ジーン・ケリー デビー・レイノルズ

脇役に徹しているが、D・オコナーのキレにも瞠目。なぜもっと早く本作に出会わなかったのかと今更ながら後悔。

(8月9日)

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『ジョーカー』

★★★

監督:トッド・フィリップス

出演:ホアキン・フェニックス ロバート・デ・ニーロ

狂気の度合いが浅いと思うのは気のせいか。ゴッサムシティ・シリーズでは『ダークナイト』の圧勝。

(7月3日)

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『イン・ザ・ハイツ』

★★★✧

監督:ジョン・M・チュウ

出演:アンソニー・ラモス メリッサ・バレラ

大団円に少々鼻白みつつも、未曽有の災厄ですら「忍耐と信仰」で乗り切れるのでは? と思わせてくれる。いざ、劇場へ。

(8月3日)

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『女と男の観覧車』

★★★✧

監督:ウディ・アレン

出演:ケイト・ウィンスレット ジャスティン・ティンバーレイク

配役の妙。心情とともに変化する観覧車のネオン。男尊女卑? に近い監督の心情が露わに。

(7月31日)

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『タクシー運転手 約束は海を越えて』

★★★

監督:チャン・フン

出演:ソン・ガンホ トーマス・クレッチマン

緊迫度が高まるまでの時間が長く、肝心なシーンでのドジやミスの多い演出が好きになれない。

(7月23日)

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『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』

★★★✧

監督:ウィリアム・フリードキン

出演:ロイ・シャイダー ブルーノ・クレメル

鑑賞中に感嘆詞がこれほど漏れた映画も珍しい。脆弱な橋を渡るシーンの緊迫感。安寧は束の間というラスト。

(7月23日)

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『蜘蛛巣城』

★★★

監督:黒澤 明

出演:三船敏郎 山田五十鈴

山田五十鈴の存在感。三船敏郎、言語不明瞭。怖さを引き立たせるための演出だとしたら大したものだが。★★✧に近い。

(7月22日)

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『シング・ストリート 未来へのうた』

★★★★

監督:ジョン・カーニー

出演:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ ルーシー・ボイントン

ご都合主義的な場面も多いが、ごきげんなナンバーに乗せて、不器用な恋と兄弟愛が疾走する。

(7月17日)

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『クイルズ』

★★★✧

監督:フィリップ・カウフマン

出演:ジェフリー・ラッシュ ケイト・ウィンスレット

「逆境にあってこそ、芸術は花開く」。偶然にすぎないが、タイムリーな作品を選んだものだ。G・ラッシュ怪演。

(7月10日)

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『ローラーガールズ・ダイアリー』

★★★✧

監督:ドリュー・バリモア

出演:エレン・ペイジ ジュリエット・ルイス

J・ルイスとの再会を喜び、監督D・バリモアの才気に目を瞠る。ただ、本人目立ち過ぎ。✧分、甘いかな。

(7月3日)

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『アメリカン・ユートピア』

★★★✧

監督:スパイク・リー

出演:デヴィッド・バーン クリス・ジャルモ

繋がれ、変革せよ、世界は混迷の度を深める一方だが、捨てたもんじゃないぜ。こんな時代だからこそ。

(7月2日)

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『コンテイジョン』

★★★

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

出演:マット・デイモン マリオン・コティヤール

ラストに感染源が”知れて”しまうという手法はいかがなものか。加えて、驚愕するほどのオチではないことにも落胆。

(6月20日)

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『モロッコ』

★★★

監督:ジョセフ・フォン・スタンバーグ

出演:マレーネ・ディートリッヒ ゲイリー・クーパー

モノクロでも充分伝わるディートリッヒの色香がすごい。三者三様の恋の駆け引きも見どころのひとつ。

(6月13日)

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『愛のコリーダ 修復版』

★★★✧

監督:大島 渚

出演:松田英子 藤 竜也

アブノーマルな性技に勤しみ出してから、狂気の度合いがいや増す。芸術か猥褻かの二元論自体、ナンセンスだ。

(6月8日)

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『鳥』

★★★

監督:アルフレッド・ヒッチコック

出演:ティッピ・ヘドレン ロッド・テイラー

静かに忍び寄る恐怖の描き方が巧すぎて、ひたすらにおぞましい。鳥オタクの老人の登場にはあくびを催しそうになったが。

(6月7日)

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『パターソン』

★★★✧

監督:ジム・ジャームッシュ

出演:アダム・ドライバー ゴルシフテ・ファラハニ

「退屈きわまりない」との声もあるようだが、余生を「白紙のページに広がる可能性もある」と期待したくなる一本。

(6月5日)

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『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』

★★★

監督:アラン・パーカー

出演:ケイト・ウィンスレット ケヴィン・スペイシー

K・スペイシーには、“囚われの身”という役が似合う。殺人が許されないなら、死刑は廃止されるべきなのだが…。

(5月29日)

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『リトル・チルドレン』

★★✧

監督:トッド・フィールド

出演:ケイト・ウィンスレット パトリック・ウィルソン

再生、更生という結論へ向かっての強引な手法により、破綻しかかっている。K・ウィンスレットの熱演に✧。

(5月23日)

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『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』

★★★✧

監督:ジョージ・クルーニー

出演:ライアン・ゴズリング フィリップ・シーモア・ホフマン

G・クルーニー監督作では出色の出来ではないだろうか。副題がお節介過ぎることに、鑑賞後気づく。

(5月16日)

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『グッドナイト&グッドラック』

★★✧

監督:ジョージ・クルーニー

出演:デヴィッド・ストラザーン ロバート・ダウニー・Jr

映画鑑賞とは、己の無知を知ることと見つけたり。歴史を毛嫌いしてきたツケがこんなところで出るとは。

(5月8日)

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『リリーのすべて』

★★✧

監督:トム・フーパー

出演:エディ・レッドメイン アリシア・ヴィキャンデル

全体的に「冗舌」なのがどうしても気にかかる。『キャロル』を超えることは到底無理な話だったか。

(5月5日)

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『真昼の決闘』

★★★

監督:フレッド・ジンネマン

出演:ゲイリー・クーパー グレース・ケリー

敵を乗せた電車到着までと上映時間をほぼ重ね合わせた演出が見事。決闘シーンの決着の呆気なさに少々落胆。

(5月4日)

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『希望のかなた』

★★★

監督:アキ・カウリスマキ

出演:シェルワン・ハジ サカリ・クオスマネン

アンシンメトリーな演者、特有の間…北野武演出を想起するのは私だけ? 彼らの未来は観客に委ねよう、か。

(5月4日)

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『自転車泥棒』

★★★

監督:ヴィットリオ・デ・シーカ

出演:ランベルト・マジョラーニ エンツォ・スタヨーラ

切なさという一語では片付けられない余韻。平和ボケの我々にも、他人事ではない日が来ないとも限らない。

(5月3日)

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『そこのみにて光輝く』

★★✧

監督:呉 美保

出演:綾野 剛 池脇千鶴

評価の基準として、登場人物の誰かひとりでも感情移入できるか否かは大きなポイントだが、本作には皆無。

(5月2日)

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『わたしは、ダニエル・ブレイク』

★★★

監督:ケン・ローチ

出演:デイヴ・ジョーンズ ヘイリー・スクワイアーズ

今日もどこかで似た光景が繰り広げられているのだろう。配給所でのシーンはあまりにも衝撃的だっ

た。

(5月2日)

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『愛を読むひと』

★★★

監督:スティーヴン・ダルドリー

出演:ケイト・ウィンスレット レイフ・ファインズ

お気に入り女優にK・ウィンスレットを即追加。意志の強そうな太い眉、顔の造作(ぞうさく)。『アンモナイト

の目覚め』にも期待。

(4月29日)

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『セッション』                     

★★✧

監督:デイミアン・チャゼル

出演:J・K・シモンズ  マイルズ・テラー

意地と意地のぶつかり合いと言えば聞こえはいいが、“底”のつくそれとなると…。 音楽とは本来こん

なものではないはず。

(4月26日)

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『ジョン・ウィック:パラベラム』

★★✧

監督:チャド・スタエルスキ

出演:キアヌ・リーヴス ハル・ベリー

アイディアの枯渇に四苦八苦しているようで痛々しさすら感じる。続編にも期待は持てず、このあ

たりが潮時では…。

(4月17日)

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『ジョン・ウィック:チャプター2』

★★★

監督:チャド・スタエルスキ

出演:キアヌ・リーヴス ローレンス・フィッシュバーン

徹底した創意工夫の凝らし方が見事で思わず見惚れる。台詞が少ないのも良き哉。しかしなぜか✧を

追加できないのだ。

(4月10日)

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『ノマドランド』      

                     ★★★✧

監督:クロエ・ジャオ

出演:フランシス・マクドーマンド デヴィッド・ストラザーン

決して“安住”を求めなかったファーンの生きざまが見事。F・マクドーマンドは代わりのきかない存

在になってきた。必見。

(4月7日)

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『127時間』         

                      ★★★

監督:ダニー・ボイル

出演:ジェームズ・フランコ ケイト・マーラ

あまりにも凄絶な脱出劇に目を背けたくなったほど。あれ以外に方法はなかったのか。我が身に置き換えると…。

(4月3日)

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『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』    

  ★★★

監督:ステファノ・ソッリマ

出演:ベニチオ・デル・トロ ジョシュ・ブローリン

前作より‟小粒”なのは否めないが、続編を示唆するエンディングに期待は持てる。遠からず来るはずの、その日を待ちたい。

                  (4月3日)

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『ラブ&ドラッグ』          

★★★

監督:エドワード・ズウィック

出演:アン・ハサウェイ ジェイク・ギレンホール

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難役を意外に軽々とこなすA・ハサウェイが実に健気。派手な容貌が“成長”の邪魔をしているなら、不憫だ。

                           

(3月21日)

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『ギリシャに消えた嘘』         

★★★

監督:ホセイン・アミニ

出演:ヴィゴ・モーテンセン オスカー・アイザック

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極上にはほど遠いが、穴だらけでもない。そう評するのが適当な標準サスペンス。名所旧跡の美しさは目を引く。

                       

(3月13日)

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『勝利への脱出』           

★★

監督:ジョン・ヒューストン

出演:シルヴェスター・スタローン マイケル・ケイン

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上官が捕虜の脱出の手助けをする意味が不明、冒頭で残忍に殺害しているのに。脱出と謳いながら決行されないのも…? 

                   

 (3月6日)

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『ムーンライズ・キングダム』     

★★★

監督:ウェス・アンダーソン

出演:カーラ・ヘイワード エドワード・ノートン

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まるで絵本を繰るような気分にさせられるセンスに感服。映像の魔術師、相変わらず目に心地いい。上乗せ。 

                   

(3月6日)

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『追憶』               

★★

監督:シドニー・ポラック

出演:バーブラ・ストライサンド ロバート・レッドフォード

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この手の話にはどうしても馴染めない。時代背景も知っておく必要があるとなれば、なおのこと大儀だ。                           

(2月12日)

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『シンプル・プラン』         

★★★

監督:サム・ライミ

出演:ビル・パクストン ビリー・ボブ・ソーントン

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主要3人物がいかにも定型でつまらない。嘘の上塗りが破滅を呼んで…も然り。苦手だがB・B・ソーントンの怪演に★進呈。                  

(1月30日)

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『ボーン・アルティメイタム』     

★★★

監督:ポール・グリーングラス

出演:マット・デイモン ジョアン・アレン

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人気シリーズ、一応の完結。頭脳明晰さにはますます磨きがかかった感だが、シリーズものではM:Iに軍配をあげる。                   

(1月?日)

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『殺しが静かにやってくる』       

★★★

監督:セルジオ・コルブッチ

出演:ジャン=ルイ・トランティニャン  クラウス・キンスキー

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勧善懲悪とは真逆の結末には驚いた。いい意味で想像を悉く裏切るのだが、それにしても救いようのないエンディング…。                   

(1月19日)

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『COLD WAR あの歌、2つの心』    

★★★

監督:パヴェウ・パヴリコフスキ

出演:ヨアンナ・クーリク トマシュ・コット

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「恋とは畢竟、命がけ」なんだなぁ。あの二人なら、向こう側でいい景色を見たに違いない。                             

(1月?日)

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『ビフォア・ミッドナイト』       

★★★

監督:リチャード・リンクレイター

出演:ジュリー・デルピー イーサン・ホーク

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いい年齢の重ね方をしたJ・デルピーが好演。大半を会話だけで保たせる監督の力量には頭を垂れるしかない。                    

 (2021年1月?日)

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◆2019~2020年の鑑賞作はこちら↓◆

『運び屋』              


★★★★ 

監督:クリント・イーストウッド

出演:クリント・イーストウッド ブラッドリー・クーパー

加齢による手の震えにまで、リアリティが。齢90にしてまだ‟伸びしろ″がありそう。もう、平伏するしかない。

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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』


★★★★

監督:クエンティン・タランティーノ

出演:レオナルド・ディカプリオ ブラッド・ピット

歴史の‟if″をものの見事に結実させた手腕に脱帽。クライマックスの展開は笑いが止まらず。次作はどんな手でくるか。

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『孤狼の血』

             ★★✧ 

監督:白石和彌

出演:役所広司 松坂桃李

各所で絶賛の嵐と聞くが、ミスキャストだらけで明らかに凡作。傑作原作を貶める結果に。続編? 絶対に観ない。

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『しあわせの隠れ場所』         

  ★★★✧

監督:ジョン・リー・ハンコック

出演:サンドラ・ブロック クイントン・アーロン

間違いなく、S・ブロックの代表作。『スピード』が彼女のベストではないと断言しておく。中年女性の逞しい肉体も○。

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『クリード 炎の宿敵』       

    ★★✧   

監督:スティーヴン・ケイプル・Jr

出演:マイケル・B・ジョーダン シルヴェスター・スタローン

前作に遥か及ばず、いかにも凡庸な出来。D・ラングレンの大根っぷりにNOを叫ぶ。オリジナルを懐かしむには充分だが。

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『マイ・インターン』         

  ★★★ 

監督:ナンシー・マイヤーズ

出演:アン・ハサウェイ ロバート・デ・ニーロ

演技が恬淡の域に達したR・デニーロを率直に評価したい。今後もこのような 路線を期待しようか。作品にもよりけりだが。

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『トゥルー・グリット』          

★★★

監督:ジョエル・コーエン イーサン・コーエン

出演:ジェフ・ブリッジス ヘイリー・スタインフェルド

愛する父の復讐に燃える娘の過度なオブセッションに最後までノレず。コーエン兄弟の作品としては、中の下ぐらい。

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『パブリック・エネミーズ』        

★★★

監督:マイケル・マン

出演:ジョニー・デップ クリスチャン・ベイル

J・デップこそがミスキャストでは? 銀行強盗の手際よさと銃撃戦の描写はこの監督の面目躍如。オリジナルと要比較。

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『エレクション 黒社会』        

★★★

監督:ジョニー・トー

出演:サイモン・ヤム レオン・カーフェイ

監督と私自身との相性を疑いかけていたが、なんとか踏みとどまった感。慄然たるラストが忘れ難い。

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『ル・アーヴルの靴みがき』        

★★★

監督:アキ・カウリスマキ

出演:アンドレ・ウィルム カティ・オウティネン

この監督ならではの、オンリーワンの空気感。役者の面魂、良し。悪人皆無、善人たちの人生賛歌に大きな拍手を。

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『フォードvsフェラーリ』       


★★★★✧

監督:ジェームズ・マンゴールド

出演:マット・デイモン クリスチャン・ベイル

身も心も車に捧げた男たちの一大叙事詩。C・ベイルがまた大仕事をやってのけた。劇場鑑賞できた僥倖に感謝あるのみ。

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『県警対組織暴力』          

★★★

監督:深作欣二

出演:菅原文太 梅宮辰夫

監督も脚本家も演者も、鼻歌まじりで取り組んでいたのではないか? そんな余裕すら感じられるほど、テンポは軽快。

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『パラサイト 半地下の家族』       

★★★

監督:ポン・ジュノ

出演:ソン・ガンホ チョ・ヨジョン

度を超した一家の狼藉ぶりにやや辟易としつつも、画面に釘づけ。劇中で描かれる‟いくつかの半地下″を見逃すな。

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『ハート・ロッカー』          

★★★

監督:キャスリン・ビグロー

出演:ジェレミー・レナー アンソニー・マッキー

HEARTではなく、あくまでHURTなのである。今日も戦地へ赴く彼の胸中に去来するのは正義か諦念か、はたまた…。

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『(500)日のサマー』          

★★★

監督:マーク・ウェブ

出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット ズーイー・デシャネル

20年とは言わぬ、せめて10年若ければ絶賛必至だったであろうボーイ・ミーツ・ガールもの。好きなジャンルだけに…。

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『リチャード・ジュエル』        


★★★

監督:クリント・イーストウッド

出演:ポール・ウォルター・ハウザー サム・ロックウェル

愚鈍に紙一重の主人公がラストに打つ大演説に涙。‟イーストウッドにハズれなし″健在で嬉しい限り。まだまだ長生きを!

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『ミッドナイト・イン・パリ』       

★★★

監督:ウディ・アレン

出演:オーウェン・ウィルソン レイチェル・マクアダムス

小粋で小洒落た大人の夢物語。肩肘なんか張らずとも、立派な佳品は簡単に撮れるということを示した典型的好例。

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『第9地区』              

★★★

監督:ニール・ブロムカンプ

出演:シャルート・コプリー デヴィッド・ジェームス

好みでないのは断言できる。しかし面白すぎて素直に脱帽。‟映画はこうでなくちゃ″の見本のような作品。参った。

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『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』    

   ★★★

監督:ジョエル・コーエン イーサン・コーエン

出演:オスカー・アイザック キャリー・マリガン

円熟味を増した監督の技巧に唸る。不器用な主人公の「再出発」が洋々たるものであることを願わずにはいられない。

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『1917 命をかけた伝令』  

     ★★★

監督:サム・メンデス

出演:ジョージ・マッケイ ディーン=チャールズ・チャップマン

様式美に肩入れする監督ではあるが、本作の‟ワンシーン・ワンカット″はその集大成か。力作だが、瑕も散見される。

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『最強のふたり』               


                              ★★★

監督:オリヴィエ・ナカシュ エリック・トレダノ

出演:オマール・シー フランソワ・クリュゼ

ジメジメ、メソメソとは無縁の姿勢がすこぶる好ましい。「同情は一切不要!」とのふたりの声が聞こえてきそうだ。

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『スキャンダル』             

★★★

監督:ジェイ・ローチ

出演:シャーリーズ・セロン ニコール・キッドマン

勇気ある女性たちの蜂起に溜飲が下がるのかと思いきや、おぞましさが増幅されるという正反対の結末に唖然。

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『レスラー』               

★★★

監督:ダーレン・アロノフスキー

出演:ミッキー・ローク マリサ・トメイ

ここにもまた、『竜二』の影が。ロートル・レスラーを一切持ち上げない演出には賛同するが、娘との別離は紋切型。

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『ブラック・スワン』          

★★

監督:ダーレン・アロノフスキー

出演:ナタリー・ポートマン ヴァンサン・カッセル

何とも評価に困る作品だ。心の闇や暗黒性の演出に疑問符。新境地を開拓したN・ポートマンの熱演には賛辞を贈りたい。

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『007/慰めの報酬』          

★★★ 

監督:マーク・フォースター

出演:ダニエル・クレイグ オルガ・キュリレンコ

約20分に一度繰り広げられる陸海空を使ったアクションシーンを素直に堪能。クレイグ・ボンドは暫く続くと見たが。

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『ファミリー・ツリー』          

★★★

監督:アレクサンダー・ペイン

出演:ジョージ・クルーニー シェイリーン・ウッドリー

シリアスな内容を、舞台であるハワイの気候・風土のようにカラりと描いている。生意気なガキどもが奮闘好演。

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『ザ・ファイター』           

★★★

監督:デヴィッド・O・ラッセル

出演:マーク・ウォールバーグ クリスチャン・ベイル

‟根は悪くないが、偏執的″という役をやらせるとC・ベイルは天下一品。私なら、あんな家族より迷わず恋人を選ぶ。

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『007/カジノ・ロワイヤル』      

★★★

監督:マーク・フォースター

出演:ダニエル・クレイグ エヴァ・グリーン

シリーズものはランダムに観てはならぬと痛感。新ボンド誕生に至る過程を克明に描きたいのはわかるが、詰め込みすぎ。

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『ジュディ 虹のかなたに』       

★★★

監督:ルパート・グールド

出演:レネー・ゼルウィガー フィン・ウィットロック

天才にありがちの過剰な‟繊細さ″と‟自己憐憫″をR・ゼルウィガーが満点で演じ切った。今後数年間は誰も超えられまい。

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『ゴーストライター』          

★★★

監督:ロマン・ポランスキー

出演:ユアン・マクレガー ピアース・ブロスナン

各方面で随分高い評価を受けたようだが、キネマ旬報で年間1位に輝くほどの作品では決してない。カタルシス少なめ。

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『裏切りのサーカス』          

★★★

監督:トーマス・アルフレッドソン

出演:ゲイリー・オールドマン コリン・ファース

これほどまでに‟省略″を手際よく見せる作品は初めてだ。この静謐さが却って効く。人物相関の複雑さが難。

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『ラブ・アゲイン』          


★★★

監督:グレン・フィカーラ ジョン・レクア

出演:スティーヴ・カレル ジュリアン・ムーア

凝りに凝ったプロットの勝利。この巧さには嫉妬すら覚える。K・ベーコンの登場は唐突すぎるが、「全員集合!」に爆笑。

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『ブルックリン』            

★★★

監督:ジョン・クローリー

出演:シアーシャ・ローナン エモリー・コーエン

しなやか、たおやか、そしてしたたか。登場するすべての女性がたくましい。カウリスマキのにおいも少し。

-----------------------------------------

『007/ゴールデンアイ』       

★★

監督:マーティン・キャンベル

出演:ピアース・ブロスナン ファムケ・ヤンセン

「初打席」はとにかくド派手に、がこのシリーズの信条か。公開は四半世紀以上も前、ハイテクも日進月歩。

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『ONCE ダブリンの街角で』      

★★★

監督:ジョン・カーニー

出演:グレン・ハンサード マルケタ・イルグロヴァ

足下が定まらない二人のように、カメラは時に激しく揺れ動く。‟無名の男女″が紡ぐ音楽が美しい。

----------------------------------------

『インサイド・マン』        

★★★

監督:スパイク・リー

出演:デンゼル・ワシントン クライヴ・オーウェン

敵もさるもの、互いを認め合う知能対知能の激しいぶつかり合い。続編の制作も可能だろう。ちょっぴり期待。

----------------------------------------

『ジョン・ウィック』         

★★★

監督:チャド・スタエルスキ

出演:キアヌ・リーヴス イアン・マクシェーン

後半のたたみ掛けに見どころありゆえ、ギリギリの★3つ。J・ウーにメガホンをとらせてみたい脚本ではある。

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『アルゴ』             

★★★

監督:ベン・アフレック

出演:ベン・アフレック アラン・アーキン

「事実は小説より奇なり」を地でいく作品。前半のもたつきが大層勿体ない気もするが。監督の力量は非凡。

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『ソウル・キッチン』        


★★★

監督:ファティ・アキン

出演:アダム・ブースドゥーコス モーリッツ・ブライブトロイ

センスの塊とは本作のようなことを言うのだろう。色彩、音楽そしてキャスト。ひとりでも多くの人に観てほしい快作だ。

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『ブロンクス物語 愛につつまれた街』   

  ★★★✧ 

監督:ロバート・デ・ニーロ

出演:チャズ・パルミンテリ ジョー・ペシ

心優しき少年の成長譚。デ・ニーロは監督としても非凡なところを見せる。音楽を被せすぎる演出は買えない。

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『ゼロ・ダーク・サーティ』     

★★★

監督:キャスリン・ビグロー

出演:ジェシカ・チャステイン ジェイソン・クラーク

任務完遂のその一方で、深く絶望的な虚無が横たわるのみ。結局、「人は歴史から学ばない」のだ。

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『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』 

    ★★

監督:ロジャー・スポティスウッド

出演:ピアース・ブロスナン ミシェル・ヨー

悪役の弱さが致命的。孤軍奮闘?するBMWに一票。スタッフが知恵を絞っているのは認めるが…。

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『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』

    ★★★

監督:マイケル・アプテッド

出演:ピアース・ブロスナン ソフィー・マルソー

ブロスナン・ボンド、ようやく水準作に。S・マルソーよりD・リチャーズ推しだが、ラジー賞だったようで…(泣)。

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『シークレット・サンシャイン』    

★★

監督:イ・チャンドン

出演:チョン・ドヨン ソン・ガンホ

結構古くから韓流作品を贔屓にしてきたつもりだが、これはいただけない。イ監督よ、なお一層の奮起を。

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『007/ダイ・アナザー・デイ』     

★★

監督:リー・タマホリ

出演:ピアース・ブロスナン ハル・ベリー

ブロスナン・ボンドは1勝3敗で終幕。最終作が最も酷い出来という皮肉な結末に、主演は何を思ったのか。

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『ヤング≒アダルト』         

★★★

監督:ジェイソン・ライトマン

出演:シャーリーズ・セロン パトリック・ウィルソン

我が身の分身かと思うほど、S・セロンに激しく同情せずにはいられなかった。傑作には程遠いが、立派な佳品だ。

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『ペーパー・ボーイ 真夏の引力』      

★★

監督:リー・ダニエルズ

出演:ザック・エフロン ニコール・キッドマン

全ての登場人物が抱える執着心にはある意味感心したが、映画特有の“心地よさ”をかけらでも見せてほしかった。

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『アメリカン・ハッスル』     

   ★★★

監督:デヴィッド・O・ラッセル

出演:エイミー・アダムス クリスチャン・ベイル 

終始虚実の皮膜を行ったり来たり。乗り遅れ防止のため、少しの油断もなさらぬよう。デ・ニーロの存在感たるや!

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『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』  

   ★★★

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

出演:マイケル・キートン エドワード・ノートン

承認欲求に四苦八苦する主人公が微苦笑を誘う。様々な警句がちりばめられているのだろうが、よくわからない。

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『ボーン・スプレマシー』    

    ★★★

監督:ポール・グリーングラス

出演:マット・デイモン フランカ・ポテンテ

限りなく★★★✧に近いが、手持ちカメラの揺れが少々煩わしい。ボンドやウィックと比較しても、最も頭脳的だ。

---------------------------------------

『風と共に去りぬ』  

         ★★★

監督:ヴィクター・フレミング

出演:ヴィヴィアン・リー クラーク・ゲーブル

映画史に残る大作だが、戦争の愚かさはもちろん、人間の醜さも描いて出色。約4時間の長尺も、全く苦にならず。

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『ハンナ』

             ★★★

監督:ジョー・ライト

出演:シアーシャ・ローナン ケイト・ブランシェット

S・ローナンという“鉱脈”をJ・ライトが掘り当てた時点で勝負あり。彼女は今や何でもこなせる名女優の域に。ファンです。

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『夕陽のガンマン』

         ★★★

監督:セルジオ・レオーネ

出演:リー・ヴァン・クリーフ

典型的な男心に男が惚れて…のパターンだが、賞金稼ぎ同士互いにリスペクトし合っているのがいい。アクションも堪能。

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『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 


  ★★★

監督:ジョン・ファヴロー

出演:ジョン・ファヴロー ジョン・レグイザモ

父から息子への一本筋の通った愛情が微笑ましい。ラストの賛否は分かれるところだが、まあ許そう。★★★★に格上げ。

--------------------------------------

『ラン・オールナイト』      

★★★

監督:ジャウム・コレット=セラ

出演:リーアム・ニーソン エド・ハリス

蟹江敬三ばりの渋さを纏ったL・ニーソンが意外な好演。人を殺めるな、との息子に対する矜持に説得力あり。

--------------------------------------

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』  

   ★★

監督:リチャード・カーティス

出演:レイチェル・マクアダムス ビル・ナイ

軽薄とまでは言わぬが、通奏低音として“軽さ”が流れ放し。それにしても本作のファンの多いこと、多いこと。

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『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』  

    ★★★✧

監督:ブラッド・バード

出演:トム・クルーズ ジェレミー・レナー

ボンド、ボーン、そしてハント。いずれも甲乙つけがたいヒーローとして君臨。還暦近いとは思えない身軽さに敬服。

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『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』  

★★★

監督:クリストファー・マッカリー

出演:トム・クルーズ レベッカ・ファーガソン

驚いた。前作を超えてきたぞ! 007やボーンシリーズとの激しいせめぎ合いはまだまだ続くのか。期待は募る。

-------------------------------------

『ボーダーライン』        

★★★

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

出演:ベニチオ・デル・トロ エミリー・ブラント

私怨を晴らすための壮大、遠大なシナリオに驚愕し、慄く。B・デル・トロ、ストイックのきわみを好演。

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『ヤング・ゼネレーション』     

★★★

監督:ピーター・イェーツ

出演:デニス・クリストファー デニス・クエイド

原題の意味はフライングだとか。ラストのレースで必要以上にクロースアップしなかったことに感心。家族愛、○。

--------------------------------------

『鵞鳥湖の夜』           

★★

監督:ディアオ・イーナン

出演:グイ・ルンメイ フー・ゴー

過去の名作・佳作のオマージュや引用の多さに食傷。とりわけW・カーウァイ作への思い入れが強い。

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『博士と狂人』          

★★★

監督:ファルハド・サフィニア

出演:メル・ギブソン ショーン・ペン

メルギブもS・ペンもベストオブベストの演技ではないか。実直に生きることの尊さを再認識する契機となり得る一本。

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『キック・アス』          

★★★

監督:マシュー・ボーン

出演:アーロン・ジョンソン クロエ・グレース・モレッツ

おふざけ、悪ふざけとの謗りを免れない。特に前半は笑えない。N・ケイジも少しは仕事を選んだらどうなのか。クロエに★。

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『フランシス・ハ』          

★★★

監督:ノア・バームバック

出演:グレタ・ガーウィグ アダム・ドライバー

フランシスの再出発にエールを。‟ハ″の意味は最後に明かされる…とは随分勿体ぶった言いかた。大きな驚きはない。

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『ウインド・リバー』        

★★★

監督:テイラー・シェリダン

出演:ジェレミー・レナー エリザベス・オルセン

銃撃戦でなく、峻険な雪山でケリをつけた演出に感心。変な愛嬌のあるJ・レナー好演。『ハート・ロッカー』に続き適役だ。

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『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!』   

★★★

監督:エドガー・ライト

出演:サイモン・ペッグ ニック・フロスト

稚気も貫き通せば立派な「正」となる。いい大人たちが大真面目にバカを演じることに意義があるのだ。

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『レディ・バード』        

★★★

監督:グレタ・ガーウィグ

出演:シアーシャ・ローナン ティモシー・シャラメ

ニキビ面も辞さずのS・ローナンがすこぶるいい。今や、彼女なしの映画生活は考えられないぐらいの気に入りに。

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『ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー』  

★★★

監督:マイケル・マン

出演:ジェームズ・カーン チューズデイ・ウェルド

煌びやかなネオンやスローモーション、どこか香港映画の趣も。‟更生失敗″という紋切型で終わらないのがミソ。

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『ボウリング・フォー・コロンバイン』   

★★★

監督:マイケル・ムーア

出演:マイケル・ムーア チャールトン・ヘストン

非常にChallengingな作品、全世界の人間が観るべきだと断言しよう。非難囂囂を承知で、よくぞ撮ったと感心する。

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『嘆きのピエタ』  

        ★★★

監督:キム・ギドグ

出演:チョ・ミンス イ・ジョンジン

相も変わらず救いようのない世界のきわみだが、ユーモアも内包する。そこが唯一の「救い」だ。

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『がんばれ!ベアーズ』     

  ★★★

監督:マイケル・リッチー

出演:ウォルター・マッソー テイタム・オニール

チーム内にデータ小僧がいるなど、こどもたちひとりひとりのキャラクター造形が巧い。子役みな好演。

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『ドラッグ・ウォー/毒戦』   

★★★

監督:ジョニー・トー

出演:ルイス・クー スー・ホンレイ

これ以上は描けまい、の域の銃撃戦。J・トー監督、しばらく次作は撮れないのでは? 悪役の心変わりが不可解。

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『ソング・トゥ・ソング』    

    ★★

監督:テレンス・マリック

出演:ルーニー・マーラ ライアン・ゴズリング

題名をもじって言えば、さしずめ『フィルム・オン・フィルム』といったところか。不快ではないが、心地よくもない。

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『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』  

   ★★★

監督:ウディ・アレン

出演:ティモシー・シャラメ セレーナ・ゴメス

偶然に偶然を重ねて…の仕掛けがさりげなくてやはり上手い。晴れ間が多いことと、ラストの甘さには目をつむろう。

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『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』   

★★★★

監督:グレタ・ガーウィグ

出演:シアーシャ・ローナン フローレンス・ピュー

四女を演じたF・ピューに脱帽。S・ローナンも今回ばかりは負けを認めざるを得ない大物感。秀作でした。

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