白球、楕円、そして蹄音
夢の第11レース
日本いち早い⁉ 『2021年度年度代表馬予想』
少々早いのは承知の上で、今年度の年度代表馬予想を行います。
まずはじめに、今年のGI戦線を振り返ってみましょう。
レース名:勝ち馬 性齢
高松宮記念:ダノンスマッシュ 牡6
大阪杯:レイパパレ 牝4
桜花賞:ソダシ 牝3
皐月賞:エフフォーリア 牡3
天皇賞春:ワールドプレミア 牡5
NHKマイルC:シュネルマイスター 牡3
ヴィクトリアマイル:グランアレグリア 牝5
オークス:ユーバーレーベン 牝3
ダービー:シャフリヤール 牡3
安田記念:ダノンキングリー 牡5
宝塚記念:クロノジェネシス 牝5
スプリンターズS:ピクシーナイト 牡3
秋華賞:アカイトリノムスメ 牝3
菊花賞:タイトルホルダー 牡3
天皇賞秋:エフフォーリア 牡3
本稿執筆の2021年11月10日時点でGIを2勝しているのはエフフォーリアだけで、同馬が年度代表馬に最も近い存在であることは間違いありません。しかしここに来て日本競馬界にまたエポックメイキングな出来事が…。そう、悲願のブリーダーズC制覇が、ラヴズオンリーユーによって成されたのです。彼女(ラヴズ)、実は今年前半にもクイーンエリザベスⅡ世Cを1着しており、海外のみとは言えGIを2勝しています。特にブリーダーズCを制したことは、これだけで国内GIを3勝や4勝したことと同等の価値を持ちます。
これで思い出されるのが、惜しくも敗れはしたものの世界の頂(いただき)に半馬身差まで迫った凱旋門賞2着のエルコンドルパサーです。この年(1999年)の年度代表馬選考は揉めに揉めました。普通なら年間GIを3つも勝ったスペシャルウィークが満場一致に近い得票数で選ばれて何ら不思議ではないはずなのに、いざ蓋を開けてみればエルコンドルパサーに軍配が。詳しいことは省略しますが、選考委員会での諸々の審議を経て同馬が栄光にあずかることとなりました。
前述したように、ラヴズオンリーユーは日本馬として初めてブリーダーズCを勝ちました。春にはQEⅡ世Cにも勝利し、12月に行われる香港Cへの出走も決まっています。このレースで3着以下にでもならない限り、今年度の年度代表馬は同馬で固いと言ってほぼ間違いないのでは? と昨日(11月9日)までは思っていました。「思っていたけど、撤回するに至った」経緯は以下に記します。
繰り返しになりますが、今年度の年度代表馬候補は
エフフォーリア 皐月賞1着 天皇賞秋1着
ラヴズオンリーユー QEⅡ世C1着 ブリーダーズC1着
この2頭に絞られています。
グランアレグリアを忘れているのではないか? それこそ、マイルCSを勝って年間GI勝利の数で上記2頭に肩を並べれば混沌としてくるではないか。とお考えの方もおられるかもしれません。しかしこの国の競馬界が「短距離軽視」のムラ社会である以上、タイキシャトルやロードカナロアのような桁外れの成績を残さない限り、エフフォーリアやラヴズオンリーユーより上に見られることはないと思います。
で、「ラヴズオンリーユーが今年の年度代表馬で間違いない」持論を撤回した件ですが、とある方に「この馬が年度代表馬になるのでは?」と尋ねたところ、「それはないでしょう」と即答されました。「でも、ブリーダーズCを勝ったんですよ?」と重ねて尋ねるのに、「年度代表馬はあくまで〝JRA賞〟であることを忘れてはいけません」とまたまた目からウロコの発言をいただきました。「確かにエルコンドルパサーのような例もありますが、あれは特例中の特例。やはり国内のGIを複数勝たないと。もしラヴズオンリーユーが年度代表馬に選ばれるなら、有馬記念に出て来て勝つことが条件。でも、早々に香港を受諾してますから、その線も消えましたし」とのことでした。「では、やはりエフフォーリアが最有力ですか?」と厚かましついでに再質問すると「いや、こればかりは(現時点では)わかりません」と潔く。
話があちこちへ飛びますが、もう一頭〝隠れキャラ〟として浮上してきたのが、シャフリヤールです。鞍上の川田騎手と再タッグを組んでジャパンカップ(JC)に出走することが発表されました。もし同馬がJCを勝つようなことがあれば、GI2勝馬がもう一頭増えることになり、年度代表馬選定はよりカオス度を増します。しかし勝つにせよ負けるにせよ、同馬は何かと理由をつけて有馬記念には出てこないような気がするので(笑)、場合分けをして考えてみたいと思います。
①シャフリヤールがJC1着→有馬記念不出走の場合(ラヴズオンリーユーも香港出走を明言しているので有馬記念は不出走)
★エフフォーリアが有馬記念も勝って年間GI3勝で文句なしの年度代表馬
★★タイトルホルダーが有馬記念を勝って3頭の3歳馬がGI2勝で並ぶ。大混戦だが、〝GIの格〟でシャフリヤールが年度代表馬に。
②シャフリヤールがJC敗退
エフフォーリアが有馬記念も勝って年間GI3勝で文句なしの年度代表馬
①の★★のパターンが最も難解で厄介なのですが、ほんの少しだけ可能性を残している気がしています。
そんな例は過去になかったのでは? と思われる方もおられるかもしれませんが、2001年には同様のケースが見られました。
ジャングルポケット:皐月賞3着 ダービー1着 菊花賞4着 JC1着 有馬記念不出走 →年度代表馬
マンハッタンカフェ:皐月賞不出走 ダービー不出走 菊花賞1着 有馬記念1着
ね、GIの勝ち数は2勝同士で並んでいるんです。にもかかわらずジャングルポケットが年度代表馬に選ばれたのはダービーとJCというGIの格が理由だという以外に考えられません。でも、そうはならずにエフフォーリアが無難に1着して年間GI3勝で年度代表馬、の〝王道路線〟で終わる可能性が高いと個人的には見ていますが。
(11月21日)
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『ケントク買い』
というものを、ご存知だろうか。
砕けた言いかたをするなら、「サイン買い」(サイン馬券)となるか。察しのいい方ならピンときたのではないか。アメリカ同時多発テロが起きた2001年の有馬記念が「マンハッタン」カフェと「アメリカン」ボスで決まったようなものを指すということに。
私がやるギャンブルは競馬のみである。自転車も、ボートも、パチンコ、麻雀もやらない。カジノにも興味はない。
競馬を見始めたのは14歳、中学2年時だったと記憶している。偶然チャンネルを合わせたのがその年の皐月賞で、父母と勝馬を予想したところ、私が指名した馬が1着となった。以降、虜になってしまった。
時効だから許してほしいが、馬券は大学生時代には買い始めていた(いや、もう少し早かったかも…)。「ギャンブルで蔵を建てた人間なんていない」との格言通り、負け続けの人生だが、標題のケントク買いこそが実は的中率が最も高いのではないか、ということに最近気づいた。実はこの買い方は、馬券を購入し始めたころから続いており、結局変えられずにここまで来てしまった。恐らくもう治らない。調教も、血統も、騎手も、重馬場の巧拙も、サインの前には全くの無力である。
ルーツは「○○式」というもので、競馬をやる人なら一度は聞いたことがあるのではないか。初代は50歳代で亡くなられたが、その息子さん(A氏とする)が後継となり、自分なりのアレンジを加えて現在も有料で予想を発信されている。その後も亜流に近いのは何人か出たが、結局のところ今でも残っているのはこの方と『リーマン馬券師』、『THE KING OF SIGNREADER』とも言われる●●●氏(B氏とする)の2人で、それ以外はやや強引にも映るサイン馬券人でもあり、私は評価していない。
実は今回、B氏が隔月で発行されている有料予想誌の「読者投稿コーナー」に私の原稿が掲載されることとなり、先日なんとご本人から「掲載が決定しました」と直々にお電話をいただいたのである! ほんの一部分ですが、転載いたします。やはり媒体に掲載されるというのは、どんな形であれ嬉しいものですね。B氏はその年のダービー馬を「見破ること」を至上命題とされており、かつ予想も得意とされているのだが、残念ながら今年は不的中だった。その件についても電話内で少し触れておられたが、穏やかな人柄が滲み出るような声で「今後ともよろしくお願いいたします」と有り難いお言葉を頂戴した。
ついでに申せば、A氏にメールで送った私の「ダービー大敗北記」も氏のブログに転載され、二重の喜び? となった次第である(馬券は大きなマイナスなのにね)。次なるターゲット? は『月刊優駿』の8月号で発表される「ファン投票で決定! 新世紀の名馬BEST100」に私の投稿コメントが掲載されるか否か。これも達成されれば、盆と正月が一遍に来る前に、クリスマスも連れてやって来た! ぐらいの騒ぎになりそう。“運命の日”(発売日)は今月26日である。

(2021年7月22日 了)
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【大敗北】
結果はみなさん、もうご存知ですよね。
9割方間違いないと思った⦿エフフォーリアは僅か10㎝の差に泣き、横山武史の戦後史上最年少でのダービージョッキー誕生は霧消しました。ほぼ下記の予想通りに馬券を購入した私は撃沈、ここ10年でダービー馬を〝見破る〟ことができたのは2012、2013、2014、2015、2020年となり、それなりの率を誇ってはいるものの、それがすなわち馬券収支でプラスになっているかといえばそうではなく…。
見破れなかった年でも2018年などは懐がはちきれんばかりに膨らんだし(2着馬から大きな勝負に出たため)、一方で昨年などはアホでもわかるコントレイルは置いておいて、3着のヴェルトライゼンデとのワイドを買えないという愚図っぷり。
過ぎたことはもういい。しかし武史よ、俯くな。堂々と胸を張れ。君はきっと親子二代でのダービージョッキーになれる逸材だから、もう少しの辛抱だ。
それにしても、名勝負だった。大損こいた負け惜しみで言うのではない。「良きダービー」が戻ってきたような気がする。
そうそう、「ダービーでの騎手乗り替わりはご法度」というジンクスデータは、「テン乗りではなく、元の手に戻る場合は稀にOK」と書き換えておかねばなるまい。
(2021年6月1日 了)
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【ゾロ目の決戦】
第88回目の、競馬の祭典が近づいてきた。
『東京優駿』、副称を日本ダービーという。一年で最も馬券が売れるのは恐らく年末の有馬記念だろうが、品格の高さ、気位の高さという点ではダービーに優るレースはないと思う。今年最も注目されているのは、一番人気確実の無敗馬・エフフォーリアが昨年のコントレイルに続き2年連続で無配のダービー馬になれるかどうかといった点であろう。いや、それ以上に鞍上の横山武史騎手が戦後最年少でダービージョッキーの称号を得られるかどうか、のほうに関心が集まっているか。個人的見解を述べるなら、その可能性はかなり高いと言わざるを得ない。馬券的妙味はかなり減じてしまったが、どんな勝ち方をするのか、5月30日の15時40分、両眼(まなこ)でしかと見届けるとしよう。
5月25日時点での予想、下記します。馬券を印通りに購入するか否かは枠順等も考慮して直前まで悩むこと必至。この間が最も過酷で、かつ至福のときなのはすべての競馬ファンに共通する思いでしょう。
⦿エフフォーリア
○ワンダフルタウン
▲レッドジェネシス
△ラーゴム
△ステラヴェローチェ
△ディープモンスター
※ただ、「競馬は『枠が走る』」ということを努々忘れることなかれ、と老婆心ながら付記します。先週のオークスは◎ソダシで撃沈していることも、この場を借りて報告しておきます。
(2021年5月25日 了)
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【第81回桜花賞(GI)観戦記】
新たなる歴史の幕あけ――。
そう称したくなる、スターホース誕生の瞬間だった。
サンスクリット語で「純粋、輝き」の意味を持つソダシが、第81代の桜の女王となった。
その割合は1万頭から2万頭に一頭…。希少種である白毛馬の彼女は、デビュー時からかなりの注目を集めていた。父・クロフネ、母・ブチコ、それに母父・キングカメハメハ、母母・シラユキヒメまで一貫してオーナーゆかりの血統で(すべて馬主は金子真人ホールディングス㈱)、名前はなんとも滑稽なひびきを持つのだが(どうしてもお出汁=おだしを想像してしまう。そういえば同オーナーの所有馬にポタジェというのもいて、こちらはポタージュを連想させ、私は飛躍的に関連性まで求めてしまうのだ)、競馬に疎い方でもあの純白のきらめきにはいっぺんで魅了されてしまうのではないか。
白毛馬のGⅠ勝利は史上初の快挙、おまけにここまで5戦して負けなし。勝ちっぷりが派手なわけでは決してなく、むしろ辛勝に映るレースが多い。それでも涼しい顔をしてターフを駆け抜けているように、私には見える。好位からの早め抜け出しで「来るなら来てみなよ」とばかりの立ち回りには畏怖の念すら抱かせ、また鞍上の吉田隼人騎手との呼吸もいわば長年連れ添った夫婦の如し。仕掛けのタイミングも、追い出しのそれも、ほぼ完璧である。
次走は日本ダービー挑戦か? との憶測も飛んだが、「たぶんオークス」と金子オーナー。まだ勝負づけは済んでいない、どころか1マイル半ではこちらに分があるように思われる2着馬・サトノレイナスとの再戦が今から楽しみでならない。
(2021年4月15日 了)
人生、そして社会の縮図
【京都産業大学ラグビー部練習見学記 2021年5月8日(土)】
前回から約1ヶ月ぶり、第2回見学記を掲載します。
今回は妻も伴って家族3人で神山球技場へ。またまた、元木HCの気合の入った指導姿を拝見することができました。「あれがレジェンドや」と自慢げに妻に説明する私。練習内容は前回と同じくサインプレーの反復でしたが、もうちょっと近くで見たいとの欲が湧き、いわゆるスタンドのほうへ移動して観客目線を楽しむつもりでした。しかし、職員の方から「ご無理言いますが、こんな状況下ですので…」との願い出があり、残念ながら退去を余儀なくされました。「学校側も相当ピリピリしておりまして…」と平身低頭の体で言われると、厚かましくも居続けるわけにもいかず…。嗚呼、コロナ憎しはこんなところにも。
(2021年5月11日 了)
【京都産業大学ラグビー部練習見学記 2021年4月10日(土)】
先日、ドライブを兼ねて京都産業大学ラグビー部の練習を覗きに7歳の娘を連れて行ってきました。試合日程ならまだしも、練習日や時間などを部のHPから知ることはまずできないはずですので、とりあえず行ってみようとの軽い気持ちからでしたが、真の目的はあのレジェンド・元木由記雄HCに会いたいがため、でした。
いずれこの場でベストナインならぬ極私的ベストフィフティーンを発表する予定ですが、私にとって氏は不動のセンターのひとりで、明治大学在籍時から憧れの選手でした。HCという立場上、実際にグラウンドに立たれる機会は少ないのではという危惧も抱いていましたが、選手に交じって指導する姿を幸いにも目にすることができました。コロナ禍の真っ只中ということもあり、マスクを着けてのコーチングでしたので声を張り上げるのにもひと苦労といった感じでしたが、いいプレーは褒めて、まずいプレーが出ると「意図を持って練習しないと。今のではただ単にボールが自分のところへ来たからそれを処理しているにすぎないぞ」と苦言を呈されていました。
一昨年のワールドカップ日本大会以降、娘もラグビーには関心を持ってくれていますので、飽きることなく(ほとんど意味はわかっていないでしょうが)練習を眺めており、「また来たい」と言ってくれたのは嬉しい誤算でした。大畑大介選手を擁して大学選手権へ進んだ1997年以降、低迷を続けている同部の躍進を期待するのは私だけではないはず(※)。京都府出身ですが、不思議と同志社熱はなく(平尾さんの時代は応援していましたが、それ以上に慶應推しでした…)、生来の天邪鬼ぶりがまたぞろ首をもたげ、いつからか京産大を応援するようになっていました。どういう縁で元木さんが招聘されたのかは存じませんが、きっと再建してくれることと信じ、応援を続けていきたいと思っています。次の見学はいつにしようかな。
※2006年にも大学選手権出場。準決勝で早稲田大学に完敗。当時のスクラムハーフは田中史朗、早稲田のフルバックは五郎丸歩。
(2021年4月13日 了)
白いエクスタシー!!(©安部憲幸アナ)
2021ペナントレース順位予想
この類、当たったためしがない。が、せっかく?の機会なので行います。
まずはセ・リーグから。
1位 阪神タイガース
2位 読売ジャイアンツ
3位 中日ドラゴンズ
4位 東京ヤクルトスワローズ
5位 広島東洋カープ
6位 横浜DeNAベイスターズ
これだけオープン戦が好調だと、星野虎1年目の2002年とダブって見えて仕方ないのだが。あの年は開幕ダッシュに大成功したものの、結局失速して4位でシーズン終了。今年はBクラスに落ちることはまずないと思うが、先発・高橋遙人の離脱がなければ…とならないことを祈るばかり。ともかく、対G戦の久々の勝ち越しと優勝、切にお願いいたします。
続いてパ・リーグ。
1位 福岡ソフトバンクホークス
2位 埼玉西武ライオンズ
3位 千葉ロッテマリーンズ
4位 オリックス・バファローズ
5位 東北楽天ゴールデンイーグルス
6位 北海道日本ハムファイターズ
6位は‟逆ぶっちぎり”では? ファンの方には悪いが。「マー君効果で楽天の浮上は間違いない!」はいささか早計すぎやしないか。石井監督、就任1年目でっせ。そんなに甘くないでしょう。Stop the SBの筆頭はやはりライオンズ。辻監督がこのまま黙っているとは思えない。
(2021年3月26日 了)
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球春到来近し。
ということで現役時代を知る選手だけでベストナインを選出し、オーダーを組んでみた。

1.右 イチロー
2.遊 松井稼頭央
3.三 掛布雅之
4.一 落合博満
5.中 秋山幸二
6.左 金本知憲
7.捕 古田敦也
8.二 篠塚和典
9.投 山本昌
一番迷ったのは投手。ミスター完投・斎藤雅樹、野球センスの塊・桑田真澄も候補に。「ボクが一番得意なのは守備。次がバッティング。そして走塁。ピッチングは一番苦手」と言って憚らない桑田をバッターとしての素質込みで選ぶという選択肢もあったのだが…。入団後4年間は勝ち星ゼロにもかかわらず、気づけば球団最多の219勝を挙げていたタフネス昌に一票を投じた。
ミスタープロ野球や元祖・怪童をリアルタイムで知らない身としては、意外や三塁手は人材不足の感。虎党として、「せめてこの人ぐらいは…」とのお情けも込みで四代目ミスタータイガースを選出。以前は遊撃手なら迷わず山下大輔を挙げていましたが、打撃と守備範囲の広さも加味すれば松井稼頭央以外に考えられないとの結論に。
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次はレジェンド枠での選出とオーダー。

1.中 福本豊
2.遊 吉田義男
3.一 王貞治
4.三 長嶋茂雄
5.右 大下弘
6.指 中西太
7.捕 野村克也
8.左 山本浩二
9.二 苅田久徳
投 稲尾和久
かなりの荒唐無稽ぶりに、選びながら自分でも笑ってしまった。太さんやノムさんがクリーンアップを外れるなんて。ミスター赤ヘルが8番打者って!
逆に投手は全く悩まず。鉄腕一択です。天皇やらガソリンタンクやら精密機械やらいろいろおられますが、人柄も含めて稲尾さんなのではなかろうか、と。ミスターとムッシュの三遊間はさぞかし華やかなんでしょうなぁ。「捕るが速いか、投げるが速いか」は名人とムッシュの二遊間でこそ。もちろん、書籍からの情報でしかお歴々の活躍ぶりは知らないわけなのでご容赦ください。私はミスタープロ野球が引退した年にこの世に生を享け、王さんの晩年は辛うじて見ていて記憶にもあるのだが、「現役時代を知る選手枠」ではなく、レジェンド枠に入れました。唯一の3,000安打、張本勲は入れる枠がなく、泣く泣く?オミットしました。
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さらに悪ノリ?して″素数背番号”だけでベストナイン選出、オーダーを組むの巻。新旧織り交ぜ。

1 中 福本豊 7
2.一 小笠原道大 2
3.左 大谷翔平 11
4.三 長嶋茂雄 3
5.指 掛布雅之 31
6.捕 野村克也 19
7.右 稲葉篤紀 41
8.二 辻発彦 5
9.遊 吉田義男 23
投 山田久志 17
オオタニサーンは日ハム時代の11で。ほかに13=岩瀬仁紀、23=青木宣親、29=村田兆治、47=小山正明、工藤公康、53=赤星憲広などが漏れた。惜しむらくは、37と43に適当な人材がいないこと。「素数背番号に名選手多し」は持論なので、早く出でよ!
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もっといきましょか。血液型Aの選手でベストナイン選出、オーダーを組むの巻。こちらも新旧織り交ぜ。

1.中 秋山翔吾
2.遊 立浪和義
3.右 鈴木誠也
4.三 筒香嘉智
5.指 山﨑武
6.一 小笠原道大
7.捕 谷繁元信
8.左 青木宣親
9.二 菊池涼介
投 千賀滉大 監督・川上哲治
苦し紛れのサード・筒香。高校生時代は守っていたので、許してください。
昔はプロ野球の名選手といえばB型と相場が決まっていた。イチロー、長嶋茂雄、金田正一、野村克也、稲尾和久、福本豊、清原和博、野茂英雄、古田敦也など錚々たる面々。この傾向が近年変わりつつあり、A型のそれも増えだしている。菅野智之、ダルビッシュ有、田中将大など投手に多い傾向。他の血液型でのベストナイン選出は省略します。いつかやるかも、ですが。
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早生まれのベストナイン選出、勝手にオーダーの巻。新旧織り交ぜ。

1.左 青木宣親 1月5日
2.遊 廣岡達朗 2月9日
3.捕 阿部慎之助 3月20日
4.三 長嶋茂雄 2月20日
5.一 川上哲治 3月23日
6.中 新庄剛志 1月28日
7.投 桑田真澄 4月1日
8.右 平田良介 3月23日
9.二 鎌田実 3月8日
プロ野球あるあるの筆頭、「早生まれに名選手なし」に異を唱えるべく。私じしん、早生まれなもので(おまけにA型)。ここでようやく登場、桑田真澄。あえて7番での起用。しかしミスターはどこにでも顔を出すなぁ(笑)。アンチGでも、こればかりは仕方ない。セカンド鎌田は廣岡との二遊間を見たいがため(G党の我が父でも、「史上最高のセカンドは鎌田」と断言)。ライトが最も人選に苦労した。いないんだもの。長打力と足もあり、まだまだ老け込むには早いぞとの激励も込めて平田を。どうでもいいが、廣岡と新庄はみずがめ座のA型か。へぇ…。
このシリーズ、いちおうここまで。たぶんこじつけてでも再開するに違いないけれど。こういうの、大好きです。
(2021年3月23日 了)